2026年10月28日にSwitch 2版のマイクラが出てから、「バイブラントビジュアルズ」という言葉をよく見るようになりました。
名前は聞くけれど、
- 結局それって何なの?
- 自分の機種で使えるの?
- Java版の影MODとは何がちがうの?
このあたりが、ひとことでは分かりにくいところです。今回はそこを整理します。

⚠️ 本記事の対象
内容は2026年10月29日に確認したものです。対応機種はMinecraft公式ヘルプ、仕様はMinecraft Wikiで確認しています。バイブラントビジュアルズは今も開発が続いているので、対応機種や中身はあとから変わることがあります。

バイブラントビジュアルズって、なんだかカタカナが長くてよくわかんないよ…

かんたんに言うと、MODを入れなくても使える「公式の影MOD」だよ。ただ、使える機種がかぎられてるんだ。
ひとことで言うと「公式の影MOD」です
バイブラントビジュアルズ(Vibrant Visuals)は、統合版(Bedrock Edition)のグラフィックモードです。
オンにすると、こんなふうに変わります。
- 影がつく
- 水面がまわりの景色を映す
- 金や銅がピカッと光る
- 葉っぱが光を透かす
Java版で影MOD(Irisなど)を入れたときの見た目に近いものが、MODを入れずに、設定を切り替えるだけで使えます。
💡 もう使っているかもしれません
対応している機種では、バイブラントビジュアルズは最初からオンになっています。
「設定した覚えがないのに、最近マイクラがきれいになった気がする」という人は、気のせいではありません。
くわしくは③で説明します。
💡 ゲームの中身は何も変わりません
変わるのは見た目だけです。モブの動きも、アイテムも、ワールドの生成も、まったく同じです。
「きれいになるぶん、何か不利になるのでは」という心配はいりません。
💡 ワールドではなく、自分の設定です
バイブラントビジュアルズはプレイヤーごとの設定です。ワールドに保存されるものではありません。
マルチプレイで、自分だけオンにして遊ぶこともできます。
①【いちばん大事】使える機種・使えない機種
ここでつまずく人がいちばん多いので、先に出します。
✅ 使える機種
| 機種 | 条件 |
|---|---|
| Windows | DirectX 12(機能レベル12_1)に対応したグラフィックボード |
| Nintendo Switch 2 | 使えます |
| PlayStation 5(5 Slim・5 Pro含む) | 使えます |
| Xbox Series X|S | 使えます |
| PlayStation 4 Pro | 使えます |
| PlayStation 4/PS4 Slim | 使えますが、最初はオフになっています |
| Xbox One X | 使えます |
| Xbox One/One S | 使えますが、最初はオフになっています |
| iPhone | A12 Bionic以上(iPhone XS以降/SE 2020以降) |
| iPad | iPad 2020以降/mini 2019以降/Air 2019以降/Pro 2018以降 |
| Android | Adreno 640、Mali G68・G77、PowerVR Aシリーズ、Xclipse 530 以上 |
❌ 使えない機種
| 機種 | |
|---|---|
| Nintendo Switch(初代) | 使えません |
| ChromeOS | 使えません |
| Fireタブレット | 使えません |
| Java版 | まだ来ていません(あとで説明します) |
| 上の条件を満たさない機種 | 使えません |
⚠️ 初代Switchでは使えません
ここがいちばん大事なところです。今までのSwitchでマイクラを遊んでいる人は、バイブラントビジュアルズを使えません。Switch 2版の「見た目がきれいになる」という売りは、これのことです。機種そのものを買い替えないと使えない機能、ということになります。
👉 【関連記事】Switch 2版マイクラへの引き継ぎガイド(47番
/switch2-minecraft-transfer-guide/)

②何が変わるの?
オンにすると変わるところを、6つにまとめました。
光るものと、光らないものができる
金属(金・銅)は光をはっきり反射します。いっぽう木や土はほとんど反射しません。石やレンガはその中間です。
同じ場所でも、素材によって見え方が変わります。銅の建築が、いちばん分かりやすく変わります。
水面が鏡になる
水に、まわりの景色や空が映りこみます。湖や海の上を歩くと、はっきり分かります。


バイブラントビジュアルズをオフにした状態
同じ場所をオンにした状態
暗いところで光るものがある
ドラウンド、クモ、スカルク、ホタルなどが、真っ暗な場所でもぼんやり光って見えます。
洞窟や古代都市の雰囲気が、かなり変わるところです。
葉っぱが光を透かす
日の光が葉を通りぬけて、葉っぱそのものがほんのり明るくなります。森の中が柔らかい雰囲気になります。
影がピクセル(四角)でできている
ここがマイクラらしいところです。影がなめらかではなく、四角いドットの形になっています。ブロックの世界に合わせた作りです。
影は、ブロックだけでなくプレイヤーや持っているアイテムにもつきます。
エンドで光が走る
エンドでは、30秒ごとに紫色の閃光が空に走ります。そのたびに影の向きが変わります。

💡 苦手な人はオフにできます
エンドの閃光は、アクセシビリティ設定でオフにできます。光がチカチカするのが苦手な場合は切っておきましょう。
③オン・オフの切り替え方
たいていの機種では、最初からオンになっています
ここが意外なところです。対応している機種なら、何もしなくても、すでにオンになっています。
「設定した覚えがないのに、最近マイクラがきれいになった気がする」という人は、気のせいではありません。もう使っています。
最初からオフになっているのは、次の4機種だけです。
- PlayStation 4/PlayStation 4 Slim
- Xbox One/Xbox One S
この4機種の人は、使えるけれど自分で切り替える必要があります。
切り替えるときは、タイトル画面から
まず、ワールドから出てタイトル画面にもどります。 ここが引っかかりやすいところです。
タイトル画面 → 設定 → ビデオ → グラフィックモード
ここで「バイブラントビジュアルズ」を選びます。
⚠️ ワールドの中では、たいてい変えられません
ワールドで遊んでいる最中に設定を開くと、「バイブラントビジュアルズ」と「レイトレーシング」だけが灰色になって選べないことがあります。SimpleとFancyは選べるのに、この2つだけ押せない状態です。
こわれているわけではありません。同じ画面の少し上にある「ゲーム内グラフィックモード切り替え」が、これを決めています。ここがオフだと、遊んでいる最中は切り替えられないしくみです。
タイトル画面の設定から変えれば、ふつうに選べます。


💡 「レイトレーシング」は灰色のままでも正常です
となりにある「レイトレーシング」は、タイトル画面から開いても灰色のことがあります。こわれているのではありません。
条件がまったく別のものだからです。くわしくは④で説明します。
バイブラントビジュアルズのほうが選べていれば、問題ありません。
それでも選べないとき
上から順に確かめてみてください。
| 確かめること | どうする |
|---|---|
| ワールドの中にいないか | タイトル画面にもどってから設定を開く |
| リソースパックを入れていないか | いったん外す。「プログラマーアート」も対象 |
| グローバルリソースに何か入っていないか | 設定 → グローバルリソース で外す |
| PS4・Xbox Oneではないか | 使えるが最初はオフ。自分で切り替える |
| そもそも対応している機種か | ①の表をもう一度見る |
💡 リソースパックが原因のことがあります
バニラ以外のテクスチャを入れていると、バイブラントビジュアルズが選べなくなることがあります。
公式の「プログラマーアート」も対象です。心あたりがあれば、いったん外して試してください。
⚠️ 画面分割では使えません
きょうだいや友だちと、1台の本体で画面を分けて遊ぶときは、バイブラントビジュアルズがオフになります。処理が重くなるためです。
また、マーケットプレイスの一部のワールドでも使えません。
④となりの「レイトレーシング」とは、何がちがう?
設定画面で、バイブラントビジュアルズのとなりに「レイトレーシング」が並んでいます。どちらも見た目をよくするものですが、中身はかなりちがいます。
| バイブラントビジュアルズ | レイトレーシング | |
|---|---|---|
| 使える機種 | スマホ・タブレット・家庭用ゲーム機・PC | Windowsのパソコンだけ |
| 必要なグラフィックボード | DirectX 12(12_1)対応 | レイトレーシング対応(RTX 20番台以上/RX 6000番台以上) |
| ほかに必要なもの | なし | 対応リソースパックが必須 |
| 最初の状態 | 対応機種ならオン | オフ(パックを入れるまで選べない) |
| 重さ | 軽い〜ふつう | 重い |
| これからの開発 | 続いている | 止まっている |
💡 両方を同時には使えません
どちらも同じ「グラフィックモード」の中の選択肢です。選べるのはどちらか一方だけです。
何がちがうの?をもう少しかみくだくと
- バイブラントビジュアルズ:いま画面に映っているものを使って、それっぽい影や反射を作る
- レイトレーシング:光が実際にどう跳ね返るかを、1本ずつ計算する
だから、バイブラントビジュアルズの水面には「画面の外にあるもの」は映りません。レイトレーシングなら映ります。そのかわり、計算する量がけた違いに多いので重くなります。
⚠️ レイトレーシングの開発は、もう止まっています
ここがいちばん大事なところです。
バイブラントビジュアルズが正式に出たバージョン(1.21.90)で、レイトレーシングは「今後の変更予定なし」になりました。これから新しくなることはありません。
ただし「今後のバージョンでも動かなくなることはない」とも書かれています。今使っている人が、いきなり使えなくなるわけではありません。
つまり、レイトレーシングは役目を終えつつあり、バイブラントビジュアルズがその後を引き継いだかたちです。
これから始めるなら、バイブラントビジュアルズを選んでおけば大丈夫です。
RTXのグラボを持っているのに、灰色なのはなぜ?
グラフィックボードの条件を満たしていても、それだけでは足りません。レイトレーシング対応のリソースパックを入れて、そのワールドで有効にする必要があります。
バニラのテクスチャには、計算に必要な情報(表面のデコボコ・金属かどうか・自分で光るか)が入っていないためです。材料がないので、ゲーム側が最初から選ばせてくれません。
💡 無料で試せます
公式がNVIDIAと組んで作ったレイトレーシング用のワールドが、マーケットプレイスに無料で置かれています。
「Of Temples and Totems」「Neon District」「Imagination Island」など、19種類あります。コインは必要ありません。



⑤Java版の影MODと、何がちがう?
当ブログの読者にはJava版の人が多いので、ここを比べておきます。
| バイブラントビジュアルズ | Java版の影MOD(Irisなど) | |
|---|---|---|
| 必要なもの | なし(設定だけ) | Iris(またはOptiFine)+シェーダーパック |
| 遊べる版 | 統合版のみ | Java版のみ |
| 見た目の種類 | 1種類(公式のもの) | たくさん(パックを入れ替えられる) |
| 細かい設定 | 反射の品質など、かぎられた項目 | パックごとに細かく調整できる |
| マルチでの扱い | サーバーに関係なく使える | サーバーに関係なく使える |
| 導入のかんたんさ | 設定を切り替えるだけ | ファイルを入れる作業が必要 |
ざっくり言うと、こうなります。
- かんたんさ → バイブラントビジュアルズの勝ち
- 自由さ → 影MODの勝ち
影MODなら、リアル系・アニメ系・暗めの雰囲気など、好みのパックを選べます。バイブラントビジュアルズは公式が作った1種類だけなので、そこは選べません。
👉 【関連記事】結局どれを選べばいい?影MOD(シェーダーパック)徹底比較
⑥Java版には、いつ来るの?
まだ来ていません。開発中です。
公式は「Java版にも持ってくる」と言っていますが、その前に大きな工事をしています。
先に「Vulkan」への入れ替えがある。そしてそれは、もう始まっています
マイクラの描画のしくみを、OpenGLからVulkanというものに入れ替える作業が先にあります。これが終わらないと、バイブラントビジュアルズは来ません。
そしてこの入れ替えは、すでに正式版に入っています。
2026年6月16日に配信された26.2「Chaos Cubed」で、実験的なVulkanが使えるようになりました。設定のビデオ設定に「Graphics API」という項目が増えています。
| 選べる値 | 中身 |
|---|---|
| Default(初期設定) | いまはOpenGLと同じ |
| Prefer Vulkan(実験的) | Vulkanを使う。ダメならOpenGLに戻る |
| Prefer OpenGL | OpenGLを使う。Vulkanには一切さわらない |
⚠️ まだ「実験的」です。急いで切り替える必要はありません
初期設定はOpenGLのままです。試したい人が、自分で切り替えるかたちになっています。
2026年10月27日のスナップショットでも、Vulkanにするとウィンドウの大きさを変えたときにクラッシュする、
ウィンドウモードで表示が崩れるといった不具合が残っています。なお、Vulkanにして起動できなかった場合は、自動でOpenGLに戻るしくみが入っています。試して壊れることはありません。
💡 いまどちらで動いているかは、F3画面で分かります
F3のデバッグ画面にあるsystem_specsのところに、VulkanとOpenGLのどちらを使っているかが出ます。
👉 【関連記事】F3画面そのものの使い方は、こちらで紹介しています
【Minecraft】F3の座標を使いこなす6つのコツ|宝の地図・ネザーゲート・ダイヤ掘りが楽になるマイクラでF3キーを押すと、画面いっぱいに白い文字が出てきます。数字とアルファベットだらけで、初めて見たときは「なにこれ…」となる画面です。でも実は、この中の座標を使えるようになると、宝の地図の宝を、一発で掘り当てられるネザーゲートを、行き…
ノートPCの人には、うれしい変更があります
Vulkanでは、内蔵のグラフィックスより、専用のグラフィックボードが優先されるようになりました。OpenGLのときからの変更点です。
「いいグラボを積んでいるのに、マイクラだけ重い」というノートPCの悩みは、これで減るかもしれません。
💡 Macの人へ:MacではMoltenVKというしくみで、VulkanをMetalに変換して動かしています。
⚠️ ここで混同しないでください
Vulkanが来た=バイブラントビジュアルズが来た、ではありません。
Vulkanはあくまで土台です。家でいえば基礎工事の部分で、まだ家は建っていません。Java版でバイブラントビジュアルズが使えるようになる時期は、2026年10月時点でも発表されていません。
⚠️ MODが一度影響を受ける可能性があります
ここがJava版のMODを使っている人にとって、いちばん大事な話です。
公式の記事に、こう書かれています。
MOD作者はOpenGLからVulkanへの移行が必要で、作業量は通常のアップデートより多くなると見込まれる。そのため、お気に入りのMODが影響を受ける可能性がある
つまり、Vulkanに切り替わるタイミングで、今使っているMODがしばらく動かなくなることがありえます。とくに描画に関わるMOD(影MOD、Distant Horizonsなど)は、作り直しになる可能性があります。
💡 いまのところ、MODは影響を受けていません
Vulkanは正式版に入りましたが、初期設定はOpenGLのままです。
ふだんどおり遊んでいるかぎり、今まで使っていたMODはそのまま動きます。
影響が出るとすれば、初期設定がVulkanに切り替わるときです。
Java版でMODを使っている人は、頭の片すみに置いておくとよい話です。
もうひとつ:色つきの光はJava版に来ない予定
統合版には「色つきの光」という機能(開発中)があります。松明がオレンジ、ソウルランタンが水色、といった具合に光に色がつくものです。
これはJava版には来ない予定とされています。
古いグラフィックボードは注意
Vulkanを使うには、Vulkan 1.2に対応したグラフィックボードとドライバーが必要です(この条件は今後変わる可能性があります)。
公式の記事には「GPUが10年以上前のものだと、Vulkanに対応しない可能性がある」とあります。
ただし、条件を満たしていない場合は自動でOpenGLが使われるので、いきなり遊べなくなることはありません。
まとめ
- バイブラントビジュアルズは、MODを入れずに使える「公式の影MOD」。統合版のグラフィックモード
- 変わるのは見た目だけ。ゲームの中身は何も変わらない
- 初代Switch・ChromeOS・Fireタブレットでは使えない。Switch 2版では使える
- 対応している機種なら、最初からオンになっている。知らずに使っている人も多い
- 例外はPS4とXbox One。使えるけれど最初はオフなので、自分で切り替える
- 画面分割では使えない
- 切り替えは「タイトル画面の設定 → ビデオ → グラフィックモード」。ワールドの中では変えられない
- となりの「レイトレーシング」はWindowsのパソコン専用。しかも開発はもう止まっている。これから選ぶならバイブラントビジュアルズ
- Java版にはまだ来ていない。先にOpenGL→Vulkanの入れ替えがある
- そのVulkanは、26.2(2026年6月16日)でもう正式版に入っている。ただし実験的で、初期設定はOpenGLのまま
- 初期設定がVulkanに切り替わるとき、MODが一度影響を受ける可能性がある
「きれいになる」とだけ聞くと良いことばかりに思えますが、使えない機種があることと、画面分割では使えないことは知っておいたほうがいいと思います。買ってからがっかりしないために。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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